近畿・祓詞編|三社巡礼と祓詞

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金運神社 近畿・祓詞編

大神神社・玉置神社・神倉神社を巡り、祓詞(はらえことば)へ

この記事について

全国編と東京編で広げてきた旅を、最後は近畿地方にまつわる信仰の旅へとつなぎたいと思います。

全国編、東京編はこちらを参照ください。

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ここで、ぜひご紹介したいのは、以下の三社です。

大神神社(おおみわじんじゃ)では三輪山(みわやま)そのものを、玉置神社(たまきじんじゃ)では大きな杉と玉石を、神倉神社(かみくらじんじゃ)ではゴトビキ岩を仰ぎます。

社殿だけでなく、山、森、岩、そこへ続く道まで大切にされてきた三社です。

三社の巡礼のあとには、心身を整える言葉として「祓詞(はらえことば)」を記載します。

ぜひ、神社参拝時の参考にしてください!

第1章 近畿の三社を巡る

近畿でおすすめしたいのは、大神神社、玉置神社、神倉神社です。

大神神社はJR三輪駅から歩けますが、

玉置神社は標高約1000メートルの山中にあり、

神倉神社には500段を超える急な自然石の階段があります。

玉置神社、神倉神社については、近畿にお住まいの人でも、結構な遠方に位置しています。

でも、そのアクセスにしづらさが、逆にその価値を高めているような気がしています。

三社を一日で回ろうとせず、2泊3日以上を基本にし、天候や体調で予定を変えられる余白をつくるのがベストだと思います。

1.大神神社(おおみわじんじゃ):三輪山そのものを仰ぐ

由来を知る

『古事記』と『日本書紀』には、国づくりを助けた大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が、奈良盆地の東に連なる三輪山へ自らをまつるよう望んだ、という伝承が記されています。大神神社はこの物語を神社の始まりとして伝えています。

そのため、社殿の奥に本殿を置かず、拝殿から三輪山へ祈る形を守ってきました。

建物の中に神様をお迎えするのではなく、山そのものを神様が鎮まる場所として仰ぐ、古い自然信仰の姿が残っています。

御祭神は、国づくりと農業、商工業など暮らし全般を守る神として信仰されています。

境内で見たいところ

  • 二の鳥居と参道:木立の中を拝殿へ進みます。社殿だけでなく、三輪山へ近づいていく参道の空気も味わいます。
  • 拝殿と三ツ鳥居(みつどりい):拝殿は江戸時代に再建された国の重要文化財です。奥にある三ツ鳥居は、拝殿と神聖な山を分ける境として大切にされてきました。
  • 巳の神杉(みのかみすぎ):大物主大神の化身とされる白蛇がすむと伝わる御神木です。参拝者が卵を供える風景にも、今も続く信仰が表れています。
  • 狭井神社(さいじんじゃ)と薬井戸(くすりいど):病気平癒を願う人が訪れる摂社で、拝殿脇の井戸から御神水をいただけます。

JR三輪駅から大神神社までは、公式案内で徒歩約5分です。三輪山へ登拝する場合は、通常の境内参拝とは受付や注意事項が異なります。登山口は、狭井神社のすぐそばにあります。この狭井神社でしか入手できないマストアイテムがありますが、それについては、下記をご参照ください。

【ワンポイント】

大神神社に参拝した際にぜひ入手しておきたいのが、すぐそばの狭井神社で入手できる「鈴なり」の鈴です。

2023年当時では5,000円で入手できました。大変心地よい音色で、鈴の音が邪気を払うと言われています。

我が家でも玄関に配置し、家を出発するときや、音色を聞きたいときに奏でていますが、周囲の雰囲気が浄化されるような気がします。

大神神社ならではの授与品には、禁足地(きんそくち)から出土した祈りの道具をもとにした「子持勾玉守(こもちまがたままもり)」があります。三ツ杉、笹百合、なでうさぎを描いたカード型の「開運招福御守」も案内されています。

2.玉置神社(たまきじんじゃ):大きな杉と玉石社に残る山の信仰

由来を知る

玉置神社は、大峰山脈の南端、標高1,076メートルの玉置山の山頂近くに鎮座します。

第十代崇神天皇(すじんてんのう)の時代、都を火災や災いから守るために創建された、と伝えられています。

熊野と吉野を結ぶ山の道にあり、平安時代以降は神道と仏教が重なり合う修験道(しゅげんどう)の修行地として栄えました。「熊野三山の奥院(おくのいん)」とも呼ばれ、本殿だけでなく、山道、杉の森、石を拝む場所までが一続きの聖域として守られてきました。

この玉置神社は、選ばれた人しか訪問できない場所と言われています。

ブログなどでも調べると分かるのですが、人によっては、その日にたまたま急用が入って行けなくなったとか、霧が濃くて道に迷ってしまいたどり着けなかったといった話をたくさん聞きます。

たどり着くことができたなら、それだけで既に幸運をゲットしているのかもしれませんね。

境内で見たいところ

  • 杉の巨樹群:長く伐採を禁じられてきた境内には、神代杉(じんだいすぎ)、常立杉(とこたちすぎ)、大杉などが残ります。大杉は高さ約50メートルと案内され、木の太さと高さを足元から見上げると森の歴史を実感できます。
  • 玉石社(たまいししゃ):社殿を持たず、玉石そのものを拝む古い形を残します。玉置神社のもとになった場所と伝わり、修験道では本殿より先に礼拝する習わしがあります。
  • 本殿へ続く山道:駐車場からも坂道と石段が続きます。苔、木の根、巨杉の間を進む道そのものが見どころです。雨のあとは滑りやすいため、歩きやすい靴で向かいます。
  • 社務所・台所:江戸時代末期の修験道の活動を伝える国の重要文化財です。内部には花や鳥を描いた襖絵(ふすまえ)が残りますが、保存修理工事中は内部を拝観できない場合があります。

入手したいもの

ここでぜひ入手しておきたいのが、「悪魔祓護符」になります。

家の邪気などを祓う絶大な効果があると言われていますので、玄関や人が出入りする場所に存置されると良いと思います。

山深いところにありますので、冬期などの道路事情については十分に注意してください。

3.神倉神社(かみくらじんじゃ):ゴトビキ岩と538段の自然石の階段

由来を知る

神倉神社は熊野速玉大社の境外摂社(けいがいせっしゃ)で、熊野の神々が最初に降り立ったと伝わる場所です。

神倉山の中腹、天ノ磐盾(あまのいわたて)と呼ばれる岩山に、蛙のような形をした巨岩「ゴトビキ岩」があり、この岩そのものを御神体として拝みます。

熊野の神々を神倉山から現在の熊野速玉大社の地へ迎え、新しい宮を設けたことから「新宮」と呼ばれるようになった、という伝承もあります。

社殿が整う以前から続く、巨岩への自然信仰が新宮の町の始まりと結びついています。

境内で見たいところ

  • 下の鳥居と石段:鳥居の前から見上げると、538段の自然石の階段が山へまっすぐ続きます。階段は源頼朝の寄進と伝わります。
  • ゴトビキ岩:熊野の方言でヒキガエルを「ゴトビキ」と呼ぶことが名前の由来です。岩の大きさ、足元の岩盤、小さな朱色の社殿を一緒に見ると、自然の岩を拝む信仰がよく分かります。
  • 新宮の町と熊野灘(くまのなだ)の眺め:山上からは町並みと海を見渡せます。石段を登った高さと、海へ開けた新宮の地形を実感できる場所です。
  • 御燈祭(おとうまつり):白装束の上り子が松明を手に急な石段を下る火祭りです。ゴトビキ岩を中心に続いてきた火の信仰を伝えています。毎年2月6日の夜に、白装束を着た信者の方が538段の石段を一気に駆け下ります。地元の人に聞いたら、遠方に住んでいる人は、正月に帰省できなくても、この御燈祭には間に合うように帰ってくると聞いたことがあります。

石段は急で、幅や高さも一定ではありません。

雨天、飲酒後、かかとの高い靴では登らず、体調に不安がある場合は下の鳥居から拝みます。神倉神社の御神札と御朱印は、山上ではなく熊野速玉大社で受けます。

三社を無理なく巡る2泊3日のモデルコース

  • 1日目:奈良・大神神社。JR三輪駅から歩き、拝殿、狭井神社、境内の見どころを急がず巡る。奈良県内に宿泊する。
  • 2日目:玉置神社。自家用車、タクシー、予約バスのいずれを使うか事前に決める。道路や天候が悪い場合は中止できる計画にし、十津川または新宮方面に宿泊する。
  • 3日目:新宮・熊野速玉大社と神倉神社。先に熊野速玉大社で神倉神社の御朱印・御神札の案内を確認する。神倉神社は体調と天候を見て登るかを決め、明るいうちに下山して帰路へ向かう。

移動時間は、出発地、道路、天候で大きく変わります。

玉置神社と神倉神社を同じ日に詰め込まず、日没前に山道と石段を離れられる計画にします。中止の判断も、安全な巡礼を続けるための大切な選択です。

第2章 参拝前に心と行動を整える

出発前:願いを、数字と小さな行動へ

  • 何を変えたいのか:収入、支出、働き方、家族時間、人間関係など
  • いくら・いつまでに必要か:金額、期限、条件を具体化する
  • 変えられる部分は何か:自分の行動、他者への相談、制度の利用に分ける

参拝中:感謝と決意を、自分の言葉で

神社で何を伝えればよいか迷うときは、まず、無事に来られたことや、支えてくれた人への感謝を自分の言葉で伝えます。

願いがある場合も、「お金持ちになれますように」だけで終えず、

「毎月の支出を見直します」

「仕事の相談をします」など、自分が行うことまで言葉にすると、次の行動を決めやすくなります。

参拝の言葉に唯一の正解はありません。

境内の案内や神職の説明がある場合は、それを優先してください。

おすすめしたい参拝の仕方

神社は願いごとをする場所ではなく、感謝を述べる場所、決意する場所だと教わったことがあります。

神社にいる神様だって、ひっきりなし参拝する人の願いごとばかり聞いていたら、うんざりもすると思いますよね。

私も長らく、神社では、お願い事はせず、感謝やこれからの決意だけをするようにしています。

もう一つしているのが、感謝の前に、自分自身の本籍地、生年月日を添えている点です。

これも神様に個体識別してもらうお作法だということを学び、それ以来、家族の分も含めて唱えるようにしています。

第3章 祓詞(はらえことば)を、意味とともに唱える

祓詞は、神社本庁が「お祓いの際に唱える詞」と案内する短い祝詞(のりと)です。

伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)が禊祓(みそぎはらえ)をした神話をふまえ、祓戸の大神(はらえどのおおかみ)たちに、災いのもと、過ち、罪、穢れを祓い清めていただくよう申し上げるものです。

こちらでは、参拝前に呼吸を整え、自分の言葉と行いを見直すための詞として紹介します。

もちろん唱えるだけで金運や現実が変わる、という意味ではありません。

それでも、こちらの祓詞を唱えると、自分自身の気持ちとしてもスッキリした気持ちになります。

(古語の書き方、読み方、声の調子は神社や流派によって異なります。参拝先に案内がある場合は、その作法を優先してください。)

祓詞(本文・標準的な一例)

かけまくも畏(かしこ)き 伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)

筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐原(あは

ぎはら)に禊祓(みそぎはら)へ給(たま)ひし時に 生(な)り坐(ま)せる祓戸(はらえど)の大神等(おおかみたち)

諸々(もろもろ)の禍事(まがごと) 罪穢(つみけがれ)有(あ)らむをば

祓(はら)へ給(たま)ひ 清め給へと白(まを)す事を聞食(きこしめ)せと

恐(かしこ)み恐みも白(まを)す

現代語訳(本書による意訳)

口に出してお名前を申し上げるのも畏れ多い伊邪那岐大神は、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で、禊と祓いをなさいました。その時にお生まれになった祓戸の大神たちよ。私たちに災いのもと、過ち、罪や穢れがあるならば、どうか祓い、清めてください。この言葉をお聞き届けください。畏れ敬い、申し上げます。

唱えるときに

手水(てみず)で手と口を清め、拝礼の前に姿勢と呼吸を整えます。

周囲の参拝者を妨げない小さな声で、急がず読みます。

無理に暗記する必要はないと思いますが、

毎日唱えていると、1週間もあれば、簡単に覚えられると思います。

どうせなら、暗唱をして、唱えたい時はいつでも唱えられる状態にしておくのが理想的かなとm(_ _)m

まとめ:開運とは、人生の登山道を一歩ずつ整えること

全国の金運神社や霊場を巡ってみると、

豊かさは紙幣や数字だけでできているわけではないと気づきます。

山が水や鉱物を生み、水が暮らしを支え、技術と仕事が資源を価値へ変える。

そこに、ご縁と信用が重なっていきます。

この旅の本当の収穫は、「どこへ行けば一番金運が上がって、お金持ちになるか」という答えではありません。

自分がすでに、自然や仕事、家族や仲間、制度や過去から、たくさんのものを受け取っていると気づくことだと考えています。

自分の暮らしは、思っている以上に多くの支えで成り立っています。

祈る。歩く。少し考える。そして帰宅したら、一つだけ動く。

山頂まで一気に行かなくても大丈夫です。

ぜひ神社やお寺を、自分の道へ戻るための休憩所にしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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