こんにちは、人生ほぼ登山。
毎年新年を迎えると、新しい1年が始まったことを気に新しく何かをスタートしたい気持ちになります。
この年始というのは、何かを新しくスタートさせるのに、これ以上ないほど素敵な環境だと感じています。
清々しい空気の中で、改めて「自分はこれからどんな道を歩みたいのか」と考える時間は、
人生という長い登山において、現在地を確認し、次のルートを定める「ベースキャンプ」での休息のようなものです。
今回は、私が今年から新しく始めたある習慣と、それがもたらす「人生の資産」についてお話ししたいと思います。
1 新しくはじめること.
今年から、新しく「10年日記」を開始することにしました。選んだのは、昔から多くの方に愛されている「石原10年日記」です。
手に取ってみると分かりますが、表紙の質感や紙の質が非常に良く、手馴染みが素晴らしい一冊です。毎日触れるもの、そして10年という長い歳月を共にする相棒だからこそ、自分が心から「これだ」と思える、気に入ったものを使いたいですよね。
10年日記の面白いところは、2年目、3年目と進むにつれて、去年の同じ日に自分が何を考え、何をしていたかが一目で分かるところです。
かつて読んだ名著「となりの億万長者」には、資産家は自分の状況を客観的に把握し、管理する能力に長けていると書かれていました。
日記をつけることは、まさに自分の人生という「無形資産」を棚卸しし、管理する一歩になると考えています。
2. 「1日4行」が、やがて大きな複利を生む
10年日記のルールは、毎日たった4行だけを振り返ることです。
「たったそれだけ?」と思われるかもしれませんが、この「小ささ」こそが継続の秘訣です。
資産形成において、毎月の少額積立が10年、20年という月日を経て驚くような複利効果を生むように、毎日の4行の記録もまた、積み重なることで計り知れない価値を持ち始めます。
1年、また1年と蓄積していくごとに、自分の思考の癖や、喜びを感じる瞬間、あるいは壁にぶつかった時の乗り越え方がパターンとして見えてきます。
それは単なる過去の記録ではなく、未来の自分を助けるための「人生の攻略本」です。
1日1日のPDCA(計画・実行・評価・改善)を繰り返すための、これほどシンプルで強力なツールは他にありません。
3. 「時間投資」で人生の記憶を資産に変える
私たちはつい、資産形成というと「お金」の数字ばかりに目を向けがちです。
しかし、真に豊かな人生とは、最期の瞬間に残る「思い出」の総量ではないでしょうか。
日々の忙しさに流されていると、せっかくの素晴らしい経験や、家族との何気ない幸せな会話も、記憶の彼方へと消え去ってしまいます。
これは、せっかく稼いだお金を、穴の開いた財布に入れているようなものです。
日記に書き留めるという行為は、消えてしまいがちな「時間」を「記憶の資産」として確定させる作業です。
「この時期は毎回あれをしないといけないな」
「あの時、あんなに苦労したけれど、今は笑って話せるな」
「この時期はいつも同じことで悩んでいるから、対策を考えよう」
客観的な視点で自分を見つめ直すことで、感情に振り回されることが減り、より「自分らしい」選択ができるようになります。これこそが、豊かな人生を築くための「知恵」というリターンです。
4. 10年後の自分への「先払い」を始めよう
10年日記を書き終えるとき、私は50代になっています。
その時の自分がこの日記を読み返して、どんな表情をするのかを想像すると、今からワクワクします。
これは、投資でいう「タイムバケット」の考え方に通じます。将来の自分が豊かな思い出に浸れるように、今の私がコツコツと「記録」という種をまいておく。
人生は、一歩一歩の積み重ねでしか作られません。
10年後、自分だけの大きな「記憶の資産」を手にするために、今からせっせと種まきです。
この過程に、特別な才能は必要ありません。
ただ、自分の人生を大切に思い、毎日数分だけ自分と向き合う。その静かな時間が、10年後のあなたを支える最強の装備になるはずです。
今年1年が、皆様にとって実り多き「資産形成」の年となりますように。

